地域の文化財を探そう!
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人が人を好きになるときは、その人の魅力的な部分を発見して、もっと知りたくなって、接してみるとますます興味がわいてきて…っていう具合に、その人のバックグランドについてどんどん好奇心が膨らんでいきます。この『魅力的な部分』っていうのが、他でもないその人が持つ個性なんでしょう。
自分のことばかり話す人は煙たがられてしまいますが、あまり喋らないでいると存在感がなくなって行きます。それは、他の人から自分の『魅力的な』部分について発見してもらう努力をしていないからなんでしょうね。
私たちが地域のことをどんどん好きになっていくサイクルもまた同じで、まずは『魅力的』だと感じる部分を発見する必要があります。そして、多くの人がそのことに共感できるためには、そのカンゲキを発信する必要があります。
写真はいつものJR外房線大網駅。大網の町は不思議です。駅から少し離れたところにジャスコやツタヤなどお買い物を出来るところがあり、またちょっと昔の町並みもまた駅から離れた別の場所にあります。
つまり、駅の周りはなんだかのんびりしているのです。
今年の3月、東金JCのメンバーが地域の歴史研究をしようと、いろいろ勉強していたところ、大網白里役場でこんな写真をお借りしました。「え~っ、なんか今の東金駅みたい。」
大網駅は、最初から高架だったわけではなかったんですね。
ということは東金線にも汽車が煙をモクモク吐き出しながら走っていた時代があるわけです。(写真は国書刊行会『東金・九十九里』からお借りしました。)
いまはなくなってしまった交通機関。今の子供たちや当地に引っ越してきた人たちからすると、「へ~っ」と感心してしまう写真です。でも、地域に生まれ育ったそこそこのご年齢のおじ様・おば様からすると、そんなに珍しい話でもないわけです。
子供たちや新しく当地に引っ越してきた人は、もっともっと地域の歴史や文化財にふれて、このまちのルーツに触れる必要がありそうです。また、この地に生まれ育った人はこのまちの誇り高き生い立ちを過去の記憶の中に追いやってしまってはいけないのだと思います。
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読売新聞に『ひと目で分かる文化財地図』を横芝光町で作ったという記事がありました。さっそく、メンバーが配達のついでに町を訪れ、1部いただいてきました。
新聞記事には、横芝町では数年前にも文化財地図を作ったとありましたが、合併後これを横芝光町版として作成したのでしょう。大変見やすく分かりやすくできています。
当地はいにしえの時代から様々な歴史や文化に彩られた地域ですが、地元で生まれ育って生活する大人からするとあまりにも『あたりまえ』過ぎてとかく忘れ去られがちです。一方で立地上他の市町村や都府県から引っ越してくる人も多く、そのような方々からするとあまりにも情報源が乏しく『知らない』ことがたさんです。
地域の自然環境や産業、文化遺産は大切に次世代に受け継いでいくべきものだと思うのですが、住民の地域に対する関心はなかなか育っていきません。でも、それは決して『無関心』というわけではないような気がするのです。
大切なのは
●知らない人はまず『知る』というコト
●知っている人は『忘れない』というコト
なのだと思います。いま、地域コミュニティを住民の力で守るという気運が全国的に高まってきていますが、横芝光町のような地道な取り組みは今後地域住民が様々な場面で機会を得て繰り返し発信していくことが出来るようになると良いと思いました。さらに、町の教育委員会が編集・発行なので当然なのですが、歴史や自然環境は現在の行政区分よりもスケールの大きなものだし、実際の生活者は仕事や病院、買物やお稽古などで隣町にも行動半径が広がっているわけなので、できる事ならば広域のものも欲しいと思うのです。
先日、東金市の北中学校のある授業で町歩きをすると聞きました。やはり「“新住民”と呼ばれる家庭のお子さんが増え、親御さんも地域の歴史や文化財などを良く知らない」というところがスタート地点だったそうで、まちなかを生徒さんたちと共に歩き回って一緒にまちの空気を吸って、発見したいろいろなことを地図に落とし込んでいく作業をするのだそうです。素敵だと思いませんか?
社団法人東金青年会議所では、このまちに暮らす小学生(4年生以上)と一般(中学生以上)を募り、生活者の目線でこのまちの歴史や産業を紹介する情報発信をする『夏休み!このまちの教科書をつくろうプロジェクト』を企画したのです。出来上がった冊子は各小学校に配布し、データはCD-ROMに焼いて学校の副教材として自由にお使いいただけるようにしたいと考えました。そうして各地の学校で東金北中さんのような取り組みが増えていくと、きっと子供たちに、また周囲の大人たちに様々な発見が生まれ、たくさんの人が『我がまちを誇れる』ようになってくるはずです。そんな、ささやかな提案をしたいと考えているのです。
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『夏休み!このまちの教科書をつくろうプロジェクト』を主催する社団法人東金青年会議所の活動エリアは山武郡市です。この、山武郡市とは北から芝山町・横芝光町・山武市・九十九里町・東金市・大網白里町の2市4町からなる地域です。そのうち横芝光町と山武市については、それぞれ横芝町・光町、山武町・成東町・蓮沼村・松尾町だったものが、先の町村合併によって現在のカタチになっています。
都市部に住んでいる方からすると、ともすると「郡」という区分はあまり理解できないかもしれません。「町」とか「村」とかいう区分さえもあまり耳にしないかもしれませんが、歴史を紐解いて行きますと、このへんの変遷を振り返っておくこともダイジなんだなあ、と感じます。まして、今のように市町村合併が進んでいくとそこのコミュニティのルーツみたいなものが良く分からなくなってしまいがちですので、こうした機会にこのまちで暮らしている大人も一緒に勉強しておこうと思うのです。
画像は明治時代の行政区分です。いまの2市4町どころの話ではなく、とてつもなくたくさんの「町」や「村」がいっぱい混在しています。地域にまつわる風習や伝統文化、お祭りなどはこうした昔の区分を意識していくと良く分かります。
さて、「山武郡(サンブグン)」ですが、これもまた合併によって誕生した区分名で、画像の向かって左側が「山辺(やまべ)郡」、右側が「武射(むざ)郡」と呼ばれていて、これらが合併して「山武郡」となったそうです。
こうした村々が合併を繰り返したり、人口が増えたりしてやがて「町」になったり「市」になったりして来たのですね。こうした経緯が分かってくると、どうして山武郡がサンブグンと呼ぶのに、山武市がサンムシと読ませるのかも分かってきます。
【おまけ】“つかんぼやと”という面白いサイトに大変精巧で素晴らしいモノを見つけました。コチラを参照しながら近年、千葉県が合併や人口増加によってどのように変化してきたかを『市町村変遷パラパラ地図』というシステムで表現されています。感動します。
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『夏休み!このまちの教科書をつくろうプロジェクト』がいよいよ始まりました。
主催する社団法人 東金青年会議所は、地域でお仕事をしている20歳から40歳までの青年(?)男女で、地域のリーダーを目指して、研修やまちづくり活動を展開している団体です。青年会議所(JC)には、上部組織に(社)日本青年会議所という団体があり、全国に700あまりのLOM(ロム)と言われる地域の青年会議所をとりまとめています。
会員数は全国で約40,000人。JCの「明るい豊かな社会づくり」に賛同する人であれば、いかなる職業・宗教・性別・人種・国籍でも入会することが出来ます。(社)東金青年会議所の歴史は今年で38年目。いまも数多くの先輩達が山武郡市の様々な場所で地域のリーダーとしてご活躍されています。
さて、このプロジェクトは、2008年度社団法人東金青年会議所の青少年育成事業として、山武地域(芝山・横芝光・九十九里・山武・東金・大網白里)の各教育委員会の後援をいただき推し進められます。参加者募集用のリーフレットも出来てきました。
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『夏休み!このまちの教科書をつくろうプロジェクト』は、2008年度 社団法人東金青年会議所の青少年育成事業です。
社団法人 東金青年会議所(略称:東金JC)については、HPを見てみてください。
山武郡市とは、千葉県の北東6市町(東金市、山武市、大網白里町、九十九里町、芝山町、横芝光町)で構成されています。
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『夏休み!このまちの教科書をつくろうプロジェクト』が、どんなことをするのかと言うと
①夏休みに、山武郡地域の子供たちと一緒に町歩きをして地域の旧所・名跡などを訪れ、たくさんの写真を撮ってきます。
②次の日、集めた情報を集積してホームページや地域紹介の冊子を作ります。
この、出来上がった冊子が学校で使ってもらえるものになったら良いなあ、という企画です。いまは、地域の教育委員会に後援依頼を申請中で、そうした材料が整い次第、公式に募集に入りますが、現在は着々と準備中、というわけです。
これに先駆けて、先日、文化庁の『市民から文化力プロジェクト』というものがあって、登録申請をしました。
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社団法人東金青年会議所の青少年育成事業は「山武郡市内の子供たちに発見と感動」を届ける様々なイベントを考えて、恒例になってきました。そして、今年のチャレンジ、
『夏休み!このまちの教科書をつくろうプロジェクト』
が、ついに始まりました。これから2ヶ月間、地域に暮らす仲間たちと共にどんな教科書づくりが出来るのかこのブログでご紹介してまいります。
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